会社の始業すぐに修理依頼の電話がかかってきました。
『今日一日家にいないんですが夕方までにボイラーを直しておいてください。』
『どうされたんですか?』
『ボンっと音がしてすぐ消えてしまうんで、お湯が沸かないんです。』
『メーカーとボイラーの品番わかりませんか?』
『わかりませんよ。仮設で他のボイラーをつけてもらって今日中に直しておいてください。風呂に入れないと困るんです。修理にいくらくらいかかりますか?』
『取りあえず見てみないとなんともいえません。』
『ボイラーは家の裏側の外にありますので、勝手に見て直しておいてください。』
『取りあえず見てみることにします。どちら様ですか?』
『****の**です。一度来てもらったことがあるんですが。』
なんと片道30km・・・・・一度見に行って、すぐ直らなかったら仮設の準備して・・・持って帰ってばらして・・・部品を手配して・・・メーカーによってはすぐ入らない場合があるし・・・
とにかくいってみてみよう。・・・・30km
到着すると家の前に自動車が止まっている。家の中にだれかいらっしゃるのかな?声をかけても返事すらない。でも何となく人の気配はする。再度声をかけても返事はない。人のお家の裏側でごそごそと修理をするのはなんともいやなものだ。
ボイラー発見。近寄りがたい状況。古いボイラーだ。このメーカーはうちでは扱っていない。スイッチを入れてみる。『ボンっ』。電話での説明通りやっぱり燃えない。
貯湯式の古いボイラーで構造は複雑では無い。バーナーが燃焼不良を起こしている。持って帰ったらなんとかなるかな?駄目だったら部品を引くのに2~3日かかるな。やっぱり仮設が必要かな?え~いっ持って帰ってから考えてやれ!
30km引き返し。
解体した。ノズルが怪しい。同じものはわが社に無い。似たようなものがあったので、取引先のメーカーに聞いてみたがちゃんとした返事はくれない。やっぱりか・・・。どうしよう?
ノズルネットワークに電話をしよう。取引関係には無いけど教えてくれるかも知れない。
『もしもし、こちら株式会社ヤマカと申します。春日町の水道屋です。いま、ボイラーの修理をしているのですが、バーナーのノズルが不良の様なのです。手元に別のノズルがあるのですが使えますでしょうか?』
『ノズルのメーカーと品物の種類わかりますか?』
『ボイラーに付いているのは****製の****です。手元にあるのは****製の****なんですが。』
『ちょっと調べてご連絡いたしましょう。あとでお電話します。連絡先教えてください。』
『74-0043です。』・・・・・・電話を切って3分ほどでした。
『お待たせしました。大丈夫です。ちゃんと使えますよ。』
『そうですか。ありがとうございます。これでずいぶん助かりました。本当にありがとうございました。』
ノズルを取り替えてまた30km・・・・・。ホントにこれが原因だったらいいのになぁ。
狭いところでボイラーにバーナーを戻し結線を完了していよいよ試運転。コンセントを差し込んで・・・燃料バルブを開いて・・・燃料のエアーを抜いて・・・リモコンのスイッチを入れると『ボンっ』。しかし今度は消えない。順調に燃焼を続けている。
『やったー。直った。』 これで仮設せんでもいい。
ちょうどそのとき私の気配を感じてか、お家の人が出てこられた。家の中のカランからお湯が出るのを確認してもらって修理は完了した。
話に聞くところによると、このボイラーは過去に故障してその仮設に借りておられるものらしい。将来オール電化にすることを検討しているとの事でそれまで借りておられるらしい。本来ならその業者に修理を依頼するべきなのだが、ずいぶん時がたっているので頼めなかったそうです。なんとも複雑・・・・。
修理代金はもらえるんだろうか?????そんな心配をしながらまた30km。春日町に着いたら『ホッ』。
やれやれの黒井の風景
それにしても、今日の『ノズルネットワーク』さんの親切には感心しました。本当にありがとうございました。わが社も見習って水道ネットワークでお客さんの困った!にお応えしたいと思いました。
やまういんど
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